第九回 地霊星医院(9-ed)(2/2)
煎じ薬を饮んだ钢先は、再び深い眠りに就いていた。
雷先が、分かったことを鲁乗に话す。
「ほう、老寅沢にいたのか」
「ああ。隣町だが、それでもけっこう远い。まだそこまでしか分かってないが、とりあえず明日行ってみる。――ところで、钢先の具合はどうだ?」
「昼に少しだけ起きて、薬と食事をしたあとは寝っぱなしじゃ。ただ、回复は进んでいるから、心配はない」
それを闻いた雷先は、钢先の寝顔を确认すると、急にそわそわした态度になった。
「どうした雷先。なにか言いたそうじゃな」
李秀と萍鹤も、雷先を见た。
雷先は、突然表情を暗くする。
「……钢先には言わないでほしいんだが、この前、九天玄nV様とliuhe慧nV様が来ただろう」
「うん、あたしたちに进路を教えてくれたときだね」
「そのとき、俺にだけこんなことを言ったんだ。――暗の名が付く魔星に遭ったとき、俺はSiぬ、と」
そう言って、雷先は口を闭じた。
沈黙が一同を包んだあと、李秀が大きな声を出した。
「えっ?それも、西王母様の予言なの」
雷先は黙って颔いた。
「あのとき様子が変だったのは、それを闻いた直後だったからね」
萍鹤が察して言った。雷先はまた颔く。
「自分の进退をどうすべきか、迷っておるんじゃな」
鲁乗が见透かすように言った。
「いや、俺は钢先に命を助けられた。兄弟で、恩人でもある钢先を见舍てるような真似はしたくない」
雷先は、きっぱりと言った。しかし、顔sEは真っ青だった。
「兄弟揃って、无理をする奴らじゃな。谁だって、そんな言われ方すれば怖いに决まっとろう」
「そうね、あたしだって嫌だよ。でも、なんでわざわざそんなこと言ったんだろう」
李秀が首を倾げる。
そのとき萍鹤が、雷先をじっと见て言った。
「明日にもSiぬかも知れないのは、みんな同じよ。あなたは良かったじゃない。遭わなければSiなないという运命をもらえたのだから」
萍鹤の冷たく重い声に、一同は静まり返った。
ややあって、李秀の「そういう考え方もできるよね」という苦笑で、ようやく话はお开きになった。
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